C70シリーズのサポート情報
 タイヤハウス汚れていませんか?
S・V70シリーズで年数が経過している車や、走行距離の多い車は特に注意が必要なもののひとつにドライブシャフトのゴムブーツ切れがあります。これはメーカーを問わずFF車の宿命ですが、輸入車の場合は万一ドライブシャフトの交換になった場合、高額の整備費用が見込まれますので特に注意が必要です。ドライブシャフトはミッションからの駆動力をタイヤに伝える役目をしています。シャフトのミッション側とタイヤ側にはジョイントがあり、その部分にグリスを封入するためにゴムの蛇腹ブーツが取り付けられています。このブーツが経年変化等により細かなひびが入り、それが進行して亀裂が入ると、中に封入された黒っぽいグリスが外に漏れ出します。相当な速度で回転する部分なので、飛び出したグリスはタイヤハウスまで届いてしまいます。これが第一の症状です。放置するとジョイント内のグリスがなくなってしまい、水分や異物の浸入によりジョイントが傷みます。こうなるとハンドルを切ってアクセルを踏んだときに「カリカリ」というような異音が発生します。ここまで進行すると手遅れで、ドライブシャフト交換が必要になります。
12ヶ月法定点検や車検時には必ずチェックする部位となっています。日常点検では見つけにくい場所ですので、ディーラーで12ヶ月点検・車検をお受けになることをお薦めします。
 
 ABS、TRACSランプが点灯!
V70&S70シリーズ初期モデルに限ってですが、メーター内のABS、TRACSランプが点灯することがあります。自己診断装置の働きによりこのランプが点灯している間は、アンチロックブレーキ及びトラクションコントロールが誤作動防止のため機能を停止しています。原因としてはエンジンルーム内のABSモジュールに装着されているコントロールユニット(コンピューター)の不具合のケースがほとんどです。最初は稀に点灯するだけですが、次第に回数が増えて、最終的には点灯したままの状態になります。修理にはコントロールユニットの交換が必要となります。安易な作業ですがかなり高額なパーツです。万一ABS、TRACSランプが点灯した際はご相談ください。
 
 最近の自動車はパソコン同様アップデートが必要?

次に掲げることは主に99年2000年モデルと考えていただいてよいと思います。
最近の自動車には必ずと言ってよいほどコンピューターが搭載されています。これは現在の自動車に課せられた厳しい環境保護対策、アクティブセーフティ、パッシブセーフティなどを高度なレベルで実現させるためには必要不可欠なのです。当然、環境面や安全性において世界の先端を行くボルボ車にも数多くのコンピューターが一台の車に搭載されております。パソコンの世界でアップデートが日常茶飯事的に行われているのと同様、自動車のコンピューターも時には必要です。これを怠ると障害が発生するというようなことは普通はありませんが、より快適にご使用いただくためには必要なものです。そこでアップデートはどのように行われるかですが、それは法定点検整備や車検整備などでディーラーのサービスセンターに入庫した際に必要なアップデートが実施されています。ぜひ確実な定期整備を受けていただき常に愛車をリフレッシュしていただきたいと思います。
  

 環境よりもオーナーを大切にして!
ボルボ車の内装材には環境への配慮として環境への負担が少ない素材を使っています。しかし、それがために起こるオーナー様にとっては困る現象もあります。V70&S70シリーズではドアパネル内張りの浮きというカタチで現れます。これは長期間直射日光の当たる場所に車を保管している人に時々発生します。特に障害は起きませんが見た目が悪くなるのは困ったものです。皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。
 
 エンジンオイルの性能は数字にとらわれてはいけない?(全車共通)?
エンジンオイルの性能に関して、「0W−40」とか「10W−50」とかエンジンオイルの温度特性指数を必要以上に気にするお客様をよく見かけますが、ボルボ車にお乗りの多くの方は、モータースポーツをしたり、アラスカで車を使用する訳ではありませんので、たとえば日本国内での使用でしたら温度特性指数に関しては「10W−30」程度で充分ではないかと考えます。それよりもボルボエンジンとの相性を大切にしていただきたいと思います。ボルボディーラーのサービスセンターで使用しているエンジンオイルは、ボルボエンジン内のシール類(ゴム製品)との相性、潤滑冷却能力、環境への配慮等も最良の状態を保てるような仕様になっております。
また、エンジンオイルの交換作業中に車両トラブルの原因になる他の磨耗箇所や不具合箇所が発見されることもよくあります。たかがオイル交換とは考えず、私たちボルボ車のプロにお任せいただければ、より快適なボルボライフを楽しんでいただけると自負しております。